2019年10月24日
葬儀や四十九日を済ませた後、家族や親族、友人などが集まって形見分けを行うのが一般的です。自分が亡くなった後で身近な人たちがトラブルを起こさないためにも、元気なうちに形見分けの準備をしておくと安心です。
準備といっても何から行えばいいのかわからない場合は、終活の一つとして、私物の整理から始めてみるのも良い方法です。私物を整理していると、これは誰に持っていてもらいたいのかが明確になるからです。誰に何を形見分けしたいのかをリストにしてきれいな形で残しておけば、自分にもしものことがあったときに、残された家族に意思を伝えることが可能です。
しかも、残された家族はこのリストを見て対応すればいいので、誰が何を持っていくのかを考える手間もかかりません。もちろん、故人の遺志で分けるから、トラブルに発展することもなくなります。ちなみに、形見として家族や友人に何か残したいと考えているときは、壊れているものやひどく汚れているものは避けることが大切です。
どうしても持っていてほしいものがある場合は、元気なうちにメンテナンスをしたり、クリーニングを済ませておくことが肝心です。終活を始めるときは、形見に関することも意識しながら私物の整理から少しずつ行ってみると良いでしょう。