2019年02月28日
ドライブスルーというとファストフード店などでよく提供されているサービスと考える人も多いのではないでしょうか。この場合は車の中から商品の注文をし、受取や支払いも店舗に入ることなく、車に乗ったままで行えるというとても便利なサービスです。
そして、こうしたサービスは飲食店だけではなく、葬儀の場でも採用されることが増えてきました。高齢の方や体の不自由な人は、葬儀に参加したくても、会場まで足を運ぶのが難しいということも少なくありません。それでも故人の冥福を祈って焼香だけでも参加したいと考える人もあります。
そこで、注目されるのがドライブスルーによる焼香です。この場合は車に乗ったまま専用レーンに進み、窓越しに遺影を見つめ、お焼香を行うという方法です。その登場は2017年でテレビやネットニュースでも取り上げられ、大きな話題となりました。まだ採用している葬儀社は少なく、新しいスタイルということもあり、賛否どちらもの意見があります。葬儀を簡略化している、葬儀のスタイルとしてはあり得ないと考える人もあれば、体の不自由な人や高齢者からは好意的な意見も多く、今後も葬儀の世界では続々と新しいサービスが登場することが考えられます。